オーライトのRN1500からジェントスのXB-M01Rに買い替えた理由【日帰りサイクリングの保険ライト】

XB-M01R パーツ/アクセサリー
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前回はオーライトのRN1500が壊れて、処分方法に困ったという記事を書きました。なんとかRN1500を手放すことができましたが、代わりとなるライトが必要です。

これまでの自分の自転車生活を振り返ると、夜間の走行はほとんどしませんでした。なので一晩中300ルーメンで走り抜けるRN1500ではなく、軽量コンパクトで「念のため」に持ち運べるライトがよさげ。

キャットアイのライトもチェックした上で、ジェントスの自転車用ライトXB-M01Rを購入しました。

RN1500のような光量はありませんが、わずか38gと軽量ながら100ルーメン/9hです。念のために持ち運ぶ保険のライトとして魅力を感じました。

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これまでのサイクリングから必要なライトを考える

自転車を押している

これまでのサイクリングや使用したライトを振り返って、どんなライトがほしいのかを考えてみます。

ペツル アクティックコア

趣味として自転車に乗り始めて最初に買ったライトがペツルのアクティックコア。自転車乗りには馴染みがないかもしれませんが、ペツルは世界で初めて登山用のヘッドライトを作ったブランドです。第一線で活躍しています。

当時、自転車とほぼ同時期にスタートした登山の装備も不足していました。自転車専用ライトではなく頭に装着するヘッドライトを選んだ最大の理由は、登山と自転車で兼用できると考えたためです。

さらにアクティックコアは100ルーメンで8時間、450ルーメンで2時間持ちます。加えて専用の充電池と一般の単4電池のどちらも使えるため、夜通しのサイクリングでもバッテリー切れになる心配はないのが魅力的でした。

※2023/08/01時点でアクティックコアは最大600ルーメンの新型になっています

しかし実際に走ってみると、自転車では光量が不足している感が否めませんでした。バッテリー持ちを考えて100ルーメンで使用すると、田舎道では暗くて心もとない。450ルーメンであれば明るいんですが、バッテリー持ちを考えると常用はしにくい。こんな感想を抱いていました。

オーライト RN1500

「大光量で長時間持つライトがほしい」となったときに、オーライトのRN1500が話題になっているのを知りました。

アクティックコアの100ルーメンで田舎道は厳しいと感じていたので、RN1500の300ルーメンで12時間は魅力的。12時間使い切ることはなくても、モバイルバッテリーとして装備の軽量化に一役買ってくれます。これで夜通し走れるぞ、なんてワクワクしていました。

しかし2年も持たないうちに壊れました。数える程度しか使っていないのに、充電も点灯もしない、文字通りただの鉄くずと化しました。しかもオーライトはJBRC非加盟のため、ホームセンター等のリサイクルボックスを活用できず、処分に苦労しました。

壊れたのはショックでしたが、教訓にもなりました。処分問題に加えて、「故障を考えるとライト1本で夜通し走るのはやはりリスクがある。さらにRN1500だけでライトとモバイルバッテリーをまかなうと、壊れたときに明かりも電気も失うことになる」と。

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改めてどんなライトが必要か

自転車のライト

・日中サイクリングの保険+トンネル要員
・光量は100ルーメンで5時間持てば充分
・保険だから軽さ小ささ、安さが大事
・着脱が楽で早い
・ある程度の防水性
・充電池式ならメーカーがJBRCに加盟しており処分に困らないこと

簡単にまとめるとこんな感じ。

基本、夜は走らないから保険のライトがほしい

地面に倒れたフジフェザーとフライト1990

前提として、結局夜にほとんど自転車に乗らない。性格上、夜通しなんて絶対にやらない。寝たいから。つまりRN1500は完全に持て余していました。基本は明るい時間の行動ばかりなので、ライトは保険の意味合いが強く、アクティックコアをポケットに忍ばせておけば充分。

しかしアクティックコアではだめです。日中でもライトを使うタイミングがあります。そう、トンネルです。トンネルがあるたびにヘッドライトをバッグから取り出して使うのはめんどくさい。

実際に峠の下りにトンネルが現れたとき、停車してバッグからアクティックコアを取り出し、トンネルを抜けたらバッグへ収納。走り出すとすぐにまたトンネルが現れ、またバッグから取り出し…。絶妙な距離感のトンネルが3連続で続いたことがあり、日中のサイクリングでも、保険のライトでも、バッグではなく車体に取り付けておきたいと考えるようになりました。初めて走る道ならなおさら。

アクティックコアを自転車に取り付けるバイクアダプトというアダプターもありますが、そんなものに3000円も出したくない。それにバイクアダプト自体はボルト固定で着脱が手間なので、2台の自転車にその都度付け替えるのはめんどくさいです。付け替えが楽なのも必要なポイント。加えてオフロード走行でも安心して付けていられる(固定力や故障しても惜しくないライト)のも大事。

また、たまには夜に走ることもありますが、保険程度のライトだけではさすがにこころもとない。かといって機会の少ない夜間走行のために明るくて高くて重いライトを買うのは気が進みません。そこで夜に走るとわかっているときは、アクティックコア+保険ライトの二台体制にすることにしました。これなら互いの光量不足をある程度は補えます。さらに片方が故障やバッテリー切れになっても光を失うことはないので、リスク管理としても悪くない。

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3つの候補

KCNCの150mmステムに交換したMTB

・キャットアイ AMP300
・ペツル イーライト
・ジェントス XB-M01R

有名どころをチェックして残った候補が3つ。オーライトはJBRC非加盟なので候補にすら入ってません。

徐々に光量が落ちるダラ落ちや照射距離など、同じルーメン値であっても感じる明るさや使い勝手は変わると思いますが、あくまで保険なのでそのあたりは重視していません。最低限、道路を照らしてくれればいい。

以下に気になった特徴を箇条書きします。

キャットアイ AMPP300

キャットアイの「AMPP300」
キャットアイの「AMPP300」をご紹介します。

いいところ

・自転車ライトとして実績のあるキャットアイ
・JBRC加盟
・300ルーメン(3h)、100ルーメン(8h)と光量やランタイムは充分
・充電式で楽
・バッテリー残量がわかる

気になるところ

・候補のなかでは高価
・重さ(117g)

キャットアイの「AMPP300」
キャットアイの「AMPP300」をご紹介します。

ペツル イーライト

いいところ

・ペツルの実績
・保険のライトとして用途が合致している
・26gと超軽量で小型
・赤ライトに切り替えできるためリアライトとしても使用可能

気になるところ

・自転車専用ではないため車体への固定に工夫が必要
・最大40ルーメン(13.5h)はさすがに暗いかも
・ボタン電池の交換と処分が手間か
・バッテリー残量がわからない

ジェントス XB-M01R

いいところ

・ジェントスの実績
・JBRCの加盟
・充電式で楽
・USB タイプC
・200ルーメン(2h)、100ルーメン(9h)と光量とランタイムは充分
・38gと軽量で小型
・ブラケットの自由度が高く着脱しやすい(シリコンバンドとクリップの2種類付属)

気になるところ

・照射距離の短さ
・バッテリー残量がわからない
・使用者が少ない

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ジェントス  XB-M01Rを買った

ジェントスのXB-M01R

キャットアイのAMPP300と悩みましたが、最終的にジェントスのXB-M01Rを購入しました。

自転車のメインライトと考えるのであればAMPP300でしたが、ほしいのは保険のライトなので38gの軽さを優先しました。またペツルのイーライトよりは重いですが、自転車への固定や光量が優れています。

さらにお手軽な充電式のため、電池交換をめんどくさがって出先で電池切れという事態を避けられるのも魅力でした。ガーミンのGPS端末、FORETREX601を自転車でも使用していますが、電池交換を手間に感じています。そこにさらにライトの電池交換となると、自分を信用できませんでした。

レビュー数を見ると使用者が少ないことが予想されます。これがやや心配な点でしたが、実はBL-C2Rという先代らしきライトがありまして、こちらにはAmazonでもそれなりにレビューがついているので、安心材料になりました。ジェントスのHPにはBL-C2Rは掲載されておらず、XB-M01Rには「NEW」とあります。

ちなみに似た見た目と名前でXB-M02RLというライトがあります。こちらは赤いLEDなのでリア用っぽいですね。

さて、記事が長くなったので、XB-M01Rを触った感想は別の記事にまとめます。自転車用より登山やキャンプシーンのほうが使いやすそうで、アクティックコアを食ってしまうかもしれません。

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