趣味として自転車を始めたときは右も左も分からない状況でした。普段の整備にどんな工具が必要なのか、そもそもどんな種類の工具があるのかすら分からないため、出先で必要な工具なんてわかるわけがありません。
なのでとりあえず普段のメンテナンス用に買った六角レンチのセット+その他の工具をバラで購入、携帯することにして、経験を積みながら自分に必要な工具を探し出すことにしました。
六角レンチは2~6、あとは小型のチェーンカッターやタイヤレバーとかを持ってたかな。ネットで調べて必要になりそうなのを適当に持ってました。
それで経験を積んで携帯工具にほしい機能、いらない機能というのが少しずつわかってきて、トピークのミニ6Lを購入しました。かれこれ半年ほど使用しており、とくに不満もありません。
・ 六角レンチ： 2、3、4、5、6mm
・ (＋) ドライバー
・L66 × W28 × H18mm
・73g
六角レンチをバラで持つと使いにくい
ミニ6Lを購入する前、このままいろんな工具をバラで持ってればいいかと考えたことがあります。あまり不満がなかったからです。ただ1つだけ、六角レンチがバラバラになるのがどうも鬱陶しくて、それだけはなんとかしたかった。
たとえばサドルが緩んで六角レンチが必要になったときに、一箇所にまとめてるとはいえバラバラに収納してるからほしいサイズの六角レンチになかなかたどり着かない。これがけっこうなストレスでした。工具としては使いやすいけど携帯するには収納性が悪かった。
バラバラ対策としてベルクロでひとまとめにしてたことがありますが、それはそれで取り出すまでに手数が増えてがめんどくさい。1本ずつ収納できるポーチとか使えばよかったんでしょうが、そこまでするなら1つにまとまった携帯工具を使ったほうがいいかなと考えるようになりました。
豪華な携帯工具はいらない
何から何までいっしょになった携帯工具は私には不要だとわかりました。出先では六角レンチしか使いませんでしたし、そもそも工具を使う機会が少なかったので、改めて買い替える必要はない。それに近所のサイクリングで豪華なフルセットの携帯工具を持ち出すのは重いし大層だ。
だから六角レンチだけの携帯工具+その他の工具をバラで持つのがいいかなと。そうすればサイクリングによって六角レンチだけ持つこともできるし、その他の工具を加えることもできるので。
自転車に積載したくない
自転車に工具を預けず、毎回でバックパック等に入れて準備するようにしてました。自転車にごちゃごちゃと物を付けたくなかったんです。自転車を担いで山を登るようなサイクリングもするので、車体が重くなったり、担ぎ方が制約されたりするのが嫌なの。
また自転車に工具を備え付けるためにフレームバッグ等を使うと、雨で濡れた後にバッグも中身も乾かす必要があり鬱陶しかったです。
だから工具は自転車に積みっぱなしにせず、部屋で保管してその都度準備してました。使用頻度は少ないからバックパックの奥底にあっても困ったことはないです。しかし毎回部屋で準備をすると工具を忘れる可能性がありますし、近所や街乗り程度の軽いサイクリングで工具を持つかどうか悩むのが嫌でした。
そこで比較的使用頻度の高い携帯工具（六角レンチのみ）を家の鍵のキーホルダーにして、いつでもどこでもその工具だけは忘れない、そして工具を持つか悩まないで済むようにしようと考えました。
トピークのミニ6Lをキーホルダーにした
ほしい携帯工具は、
・六角レンチの主なサイズのみ
・キーホルダーにできる
この2点を満たすものです。そしてトピークのミニ6Lを購入しました。
・ 六角レンチ： 2、3、4、5、6mm
・ (＋) ドライバー
・L66 × W28 × H18mm
・73g
ほかにも軽いほうがいいとか使い勝手がいいほうがいいとか要望はありましたが、そこまで重視してなかったというか、探すのがめんどくさくて妥協した感じがあります。まあミニ6Lで満足してます。
使用頻度は少ないですが、自転車で出かけるときはいつも持ち運んでおり、工具としての精度も問題を感じたことはありません。鍵をつけてるので操作性は少し悪くなりますが、今のところ鍵のせいで六角レンチが届かなかった、締めれなかったってことはないです。
キーホルダーとしての使い勝手もOK。ズボンのポケットに入れて自転車に乗っても邪魔にならない重さとサイズです。そして家の鍵に取り付けているので忘れようがない。
また家の鍵はいちばん最後にパッキングする荷物なので、自然とバックパックのポケットなど取り出しやすいところに収まります。それが出先での取り出しやすさに繋がっていて、なかなか調子がいい。
ただ車やオートバイのキーにつけるとがちゃがちゃして傷がつくかもしれません。サイクリングで車の鍵を持つ必要なないので、ミニ6Lの購入を機に家と車の鍵を分けました。
重さ73g
公称値73gは偽りなしですね。
家の鍵のキーホルダーとして考えると重いですが、「キーホルダー+携帯工具」で73gと考えれば悪くないと思います。
足りない分は別で携帯する
携帯工具にはほんとうは六角レンチの2.5mmもほしかったんです。段差の衝撃でグリップがパコーンと外れたことがあるから。
しかし2.5mmがある携帯工具は選択肢が少なかったです（記憶が曖昧）。必要以上に豪華になったり、逆に足りなかったり。
ただグリップなんてめったに外れないし、グリップが外れてもなんとかなるので、2.5の六角レンチはタイヤレバー等のほかの工具といっしょにジップロックにまとめることにしました。
そしていまではグリップをボルトが不要なタイプに交換したので2.5の六角レンチを携帯する必要がなくなり、ミニ6Lだけで必要な六角レンチは揃ったかなと思います。
チェーンカッターやタイヤレバーをまとめた袋はサイクリングに合わせて持つ持たないを決めています。必ず持つのは家の鍵のキーホルダーのミニ6Lのみ。
