フジフェザーのバーテープは廃チューブで代用してきましたが、そろそろちゃんとしたものをと思い、VELOXのコットンバーテープを購入しました。
色は白です。
昔のロードバイクを眺めていて、白バーテープのかっこよさにやられてしまいました。
林道やトレイルでも使用するのであっという間に白さは失われるでしょうが、それでも白がよかった。汚れたら汚れたでかっこいいでしょうし、気に入らなければあとからセラックニスを塗って汚れを誤魔化せばいいかなと。
ところが実際にフェザーに合わせてみると、サドルと色が違うのが思いの外気になりました。そこで思い切ってバーテープを染めることに。
コットン製を選んだ理由
そもそもコットン製の理由は、
・革サドルと使い込んで色落ちしたコットンバーテープを一緒に使ったら最高だろうな
・長時間連続で乗ることはほぼないからクッション性はなくていい
・クッション性がないと軽くスリムになる。下ハン時にブレーキに指が届きやすくなる
こんな感じ。
重さはテープの芯込みで24.9g。
VELOXの理由
Amazonでコットンバーテープを検索するといくつかヒットしました。そのなかでVELOXを購入。
私は服好きの端くれなので、USA製なんかが好きです。たとえば100年前に生まれたラコステのポロシャツ、L1212なんかはフランス製だと嬉しい。
その点、VELOXはフランス製。選んだ理由はその程度。あとは「自転車フェチの独り言」という本にVELOXのコットンバーテープが紹介されていてよさそうに思えたから。
正直、白のバーテープなら包帯巻いてりゃいいじゃないかと思いながら買いました。1500円の高級包帯だ。
試しに包帯を巻いてみた
VELOXを買う前にやれよって話ですが、試しに本物の白い包帯を巻いてみました。するとなんということでしょう。見た目が気に入らないじゃありませんか。
黒のサドルに白のバーテープというのがどうも違和感。洋服だとマルジェラやギャルソンのようなモード系の服が好きじゃないので、黒×白はモードがチラついてしまう。フレームも白なのでなおさらです。
いや、モードがちらつくというより、作為的な感じがする。狙ってサドルとバーテープの色を変えてる感じが嫌だったんだ。
過去に取った写真を加工して、黒サドル白バーテープのイメージを膨らませてイケると踏んでたんですが失敗でした。昔のロードバイクをメルカリで眺めていると黒サドル白バーテープが多くて、なかなかいいなって思ってたのに。
白のバーテープを黒に染めよう
セラックニスでバーテープを茶系にしたとしても違和感は気になりそう。シングルスピードに乗ってるぐらいなので、サドルとバーテープの色を合わせて見た目もシンプルにしたくなるはず。
こうなったら染めるしかねえ。
過去に洋服を何度も染めてきたので、綿を染めることに抵抗はありません。
用意したもの
・コールダイオール(染め粉)
・洗面器
・使い捨て手袋
・使い捨てスプーン(割り箸の代用)
これまで染め粉はダイロンマルチしか使ったことがありませんでした。今回はチャレンジで別の染め粉を用意。バーテープ程度なら染め粉はちょっぴりしか使わないため、小瓶の容器が保管しやすそうでいいと思ったのが理由です。
実際に染めていく
詳しい染め方はコールダイオールの説明書にあるので省きます。
かんたんに説明するとお湯で染め粉を溶かして、バーテープをつけ置きするだけです。洋服のような大きな生地だとお湯や容器の用意が大変ですが、バーテープ程度ならお手軽にできます。
計量し、
お湯と混ぜて、
バーテープを投入し、
つけ置き。
そして最後にすすぐのみ…とバーテープを取り出すとご覧の有様。まるで染まってません。
原因はバーテープのノリですね。染める前から不安ではあったんですが、横着してバラさずにそのまま投入したのが間違いでした。
再度染めようとバーテープをバラそうとするも、使い捨て手袋に引っ付くなどうまいこといきません。もうやけくそで、仕上がりなんてどうでもいいから早く片付けたい気持ちに。
ムラだらけですが、とっととすすいで部屋干しへ。
FUJI FEATHERに取り付け
なんとか完成までこぎつけました。
黒というよりグレーで、そもそもまったく染まってない部分もありムラだらけ。ノリが両面にベトベトと付いて、グリップがかなりよくなっています。しかし、あの有り様から考えると大健闘だ。
遠目で見ると悪くないです。
染めにムラがありすぎて、巻きの雑さが目立たないというメリットも。
とまあ、今回の教訓は「バーテープは染めるな」でした。