ミドリ安全のインナーキャップINC100Bを自転車(たまにスケボー)に買ってみました。こいつは帽子の内側に仕込む簡易的なヘルメットなので、自転車専用ヘルメットには防御力など及ばないはずですが、何度か使ってみた感触はいい感じ。「防御力がとても優れている」という意味ではなく、ヘルメットを被る習慣を付けるという意味でいい。
実は以前、ヘルメットの必要性を感じて7000円ほどのOGK KABUTOのヘルメットを買ったことがあります。道路ではすぐ真横を車がバンバン通ってますし、山ではゴツゴツした岩がそこら辺に転がっていて必要だと感じたからです。けど1度も使うことなくメルカリ行きになりました。今までの人生でヘルメットを被ったことがなく、どうしても気恥ずかしさとめんどくささがありました。そして単純にいつも被り忘れてしまうというポンコツぶりも発揮して、ヘルメットを被る習慣を付けることができなかったんです。
それからはまたノーヘル生活でしたが、山道を走っていると集中力の低下から立て続けに2〜3度コケたことをきっかけに、改めてヘルメットの必要性を感じました。コケた場所は細い登山道で、片側は急斜面になっており、運が悪ければ滑り落ちて骨折ぐらいしてたと思います。だから「やっぱりヘルメットぐらいは被ろう」と。
しかし7000円のヘルメットを被らなかった男ですから、また自転車専用のヘルメットを買って結局被らないという可能性も無視できません。そこでもっと安く、お手軽で、自然な見た目になるヘルメットはないものかと探しました。当初はなかなか見つからず、一時は自作も考えましたが、ようやく出会えました。それがミドリ安全のインナーキャップINC100Bです。
まず安いから失敗を恐れずに手を出しやすい。そして軽いからパッと手に取れる身軽さがある。最後に帽子の下に装着できるから見た目ではヘルメットを被っているようには見えにくい。
こんな理由からミドリ安全の簡易ヘルメットを愛用し始めました。とりあえずコイツでヘルメットの抵抗感を和らげ、被る習慣を身につけれたらいいかなと。見た目よりは頑丈そうで、タンコブができるぐらいの衝撃なら守ってくれるかも。自転車用でもなんでもないので使用はもちろん自己責任です。
ヘルメットを被る習慣が付いてきたよ
まだ数えるほどしか使ってないので、信用できるレビューではありませんが、とりあえず現時点での感想を書いときます。
まずは目的通り、ヘルメットを被る習慣はできつつあります。軽いから手に取りやすいし、いつも自転車で被る帽子の下にセットしとけば忘れることもありません。見た目も自然なので、近所をサラッと流すときでも被りやすいです。
あとね、軽いのが山遊びにはいい。私はマウンテンバイクを山頂まで担ぎ上げるような遊びをしてますんで、自転車本体以外の装備が軽いに越したことはないんです。
ミドリ安全のヘルメットはあご紐を付けても65gで、とても軽い。サロモンのキャップと合わせても92gです。たぶんアスファルトを長距離乗っても首がだるくなりにくいんじゃないかしら。
上に被る帽子はメッシュ系が相性いいかも。ヘルメットの構造と帽子のメッシュが合わさって風が通るし、ヘルメットのおかげで頭皮と距離ができるから虫にも刺されにくいはず。こないだ最近新調したサロモンのキャップといっしょに雨の中使ったんですけど、全然蒸れませんでしたよ。ヘルメット裏に水滴が付いてけど蒸れはなかったんで結露かな?冬は風を防げる帽子を被れば保温効果があるかもしれない。
ただ防御力は専用ヘルメットには及ばないだろうし、ヘルメットには隙間があるので鋭利なものが直接刺さる可能性もあります。ご使用は自己責任で。
被ってみるとこんな感じ
サロモンの XA COMPACT CAP の下にミドリ安全のヘルメットを被ってます。違和感はほぼないと思うんですがどうですかね。
ちなみにキャップの上から被るとこうなります。
あご紐を付ける
簡易ヘルメットを使うにあたって、ちょこっとカスタムしてます。大げさなことではなく、あご紐を取り付けただけです。専用のあご紐もAmazonで売ってたんですが、とりあえず手元にあったゴム紐を結びつけました。
サイズ調整ベルトを取り外して、
側面の穴に紐を通して結びつければ完成。
とりあえずこんな感じで使ってます。もうちょいしっかりとしたあご紐のほうが安心かとは思います。
自転車で時速40kmで坂を下ってもヘルメットもキャップを飛んでいきませんでした。キャップの汗止めをヘルメットのフチに噛ましてやるとキャップは飛びにくくなります。
※追記:以下の記事で専用のあご紐を取り付けました
ミドリ安全のヘルメットINC100Bまとめ
とまあ、こんなふうにミドリ安全のヘルメットINC100Bを使ってます。専用ヘルメットほどの防御力は期待できませんが、ノーヘルよりはマシかなと思ってます。「ゴツいヘルメットは苦手だけどノーヘルも嫌だ」というわがままな要望には答えてくれてるので、とりあえずミドリ安全のヘルメットを被って山チャリするぜ。
ミドリ安全のヘルメットを使っている先人がいました→登山(そしてトレラン)にヘルメットは必要なのか
※ご使用は自己責任で