ツェルト用に16gの軽量グランドシートを自作した【ファイントラック ツエルト2ロング】

ツェルトのフロアと自作グランドシート
広告が含まれている場合があります

グランドシートが嫌いです。完璧な防御(防水やフロアの保護)を求めると重くなったりかさばったりしますし、軽量コンパクトなものは強度が低かったりする。そもそも敷くのがめんどくさい。だからツェルト購入時はグランドシートを使うつもりはありませんでした。

バイクパッキングで使うテントを自立式から非自立式のツェルトにした理由【ファイントラック ツエルト2ロング】
ツェルトに惹かれる前はアライテントのライズ1(自立式シングルウォール)を使ってました。軽くてコンパクト、そしてアスファルトの上だろうと設営できる自立式なので自転車旅には相性がいいかなと。 しかし使ってるうちに不満が出てきました。 ・目立つ ...

どうせツェルトのフロアには隙間があるので少しぐらい穴が開いたって構わないし、浸水対策はツェルト内側にシートを敷くことで解決するつもりでした。

しかしある日、「完璧を求めなければかなり薄く軽く安くできるのでは?」と閃き、なにかに使えるだろうと思い買っておいた養生シートをグランドシートにする案を思いつきました。

養生シートはペラッペラでフロアの保護には頼りないですが、ツェルトは穴あき覚悟で使うつもりだったので問題ない。そしてペラッペラながらも防水なので、ある程度の雨や湿気、虫、汚れを防いでくれるはず。

問題は敷くのがめんどくさいこと。グランドシートなんてただでさえめんどくさかったのに、養生シートはペラペラ、軽すぎて無風の室内でも扱いにくいです。風がある屋外での使用はかなりめんどくさそう。

ということで、いっそのことツェルトのフロアとグランドシートを一体化することにしました。四隅に面ファスナーを貼り付けて固定しておけば扱いやすくなり敷く手間を省けます。ツェルトをタープ化、被る、メンテナンス等では面ファスナーを外せばOK。

まだ使い込んでないので、使用感は不明。

スポンサーリンク

養生シートで自作する軽量グランドシート

ファイントラックのツエルト2ロングに取り付けた自作のグランドーシート

ファイントラックのツエルト2ロングサイズのグランドシートを作りました。作り方と言っても、養生シートを切って、四隅に面ファスナーを貼り付けるだけ。

自作のグランドーシートの重さ

シート本体のみで16.2g、ツェルトに貼り付けた面ファスナーの重さ込みでも20g以下でしょう。かなり軽量です。

サイズはツエルト2ロングのフロア220×100cmに対し、228×96cmで作りました。適当に切ったらこのサイズになっただけ。

ツェルトの土間と自作グランドーシート

ツェルトの土間と自作グランドーシート

養生シートがフロアよりやや大きくなったんですが、そのおかげでシートを外さずとも土間を作ることができました。

ツェルトの土間と自作グランドーシート

またツェルト内から四隅の面ファスナーにアクセスできるので、土間を広く作りたいときも問題なし。

自作グランドーシート

ペラペラでどうせ穴が開くのは目に見えてますが、使い捨てはもったいないしめんどくさいので、よほどボロくなったら交換する予定。

ボロでも70点の防御力があればいい。完璧は求めてない。それにツェルト自体のフロアもあるので、穴だらけでもそこそこ対応できる気がしてます。

けっこうな雨が予想される場合はグランドシートとは別に新品の養生シートを持ち、ツェルト内側にバスタブ状に敷きます。これで軽く、たしかな防水ができると思う。そしてバスタブ状にした養生シートはグランドシートへ作り直して再利用。

自作グランドーシートといっしょに畳んだツエルト2ロング

養生シートを取り付けたまま適当に畳んでみました。空気が抜けづらいってこともなく、意外とふつうに収納できそう。

必要なもの

グランドーシートの自作に使う道具

・養生シート
・面ファスナー
・養生テープ
・両面テープ

面ファスナーは貼るタイプを使うならテープ類は不要です。家にはふつうの面ファスナーしかなかったため、テープを使って貼り付けます。

費用は20円以下かしらね。

養生シートをフロアのサイズに合わせて切る

カットした養生シート

養生シートをツェルトのフロアに合わせて切ります。

ツエルト2ロングのフロアは

220×100cm

ですが、

228×96cm

とジャスト〜やや大きめ。丁寧に計測して切るのはめんどくさかったので、大雑把にスピード重視。どうせ四隅を面ファスナーで固定するので、多少大きくてもツェルトからはみ出すことはないだろうと。はみ出しても後から調整すればいいですし。

大きめだとややたるみますが、養生シートはペラペラなのでシワや段差は気になりません。

ツェルトに貼り付けた自作のグランドーシート

完成後に気づきましたが、大きめなおかげでツェルトのフロアを開いて土間を作るときにグランドシートを外す必要がありませんでした。めくるだけでOK。

四隅に面ファスナーを貼り付ける

ツエルト2ロングに貼り付けた面ファスナー

養生シートとツェルトの四隅に面ファスナーを貼ります。

養生シートには直接両面テープで、ツェルトには養生テープの上から両面テープで貼りました。両面テープのベタつきがツェルトに残らないようにするためです。

ツェルトに貼った面ファスナー

ツェルトにはやや内側に貼りました。あまり角に貼りすぎるとツェルトからはみ出して雨の受け皿になっていまうので。もうちょい内側でもよかったかしら。

面ファスナーは角を丸くしています。

スポンサーリンク

外で張ってみた

ファイントラックのツエルト2ロング

ツェルトのフロアと自作グランドシート

ツェルトにグランドシートを装着した状態から設営してみました。狙い通り設営の手間が省けて好感触。

ツェルトの土間とグランドシート

ツェルトの土間とグランドシート

土間もしっかりと作れました。

フロアレス化したツェルト

内側からフロアの紐を解きフロアレス化もできました。しかし問題が発生。風の影響を受けてグランドシートがふわふわと浮きます。

また設営時にはグランドシートがツェルトからはみ出したり偏ったりして、設営後に調整が必要になってしまいました。

これらの問題を解決したい。

そこで長辺中央に面ファスナーを追加しました。まだ試せてませんが、改善はされるはずです。

雨のツェルト泊テスト【ファイントラック ツエルト2ロング】
2022年、キャンプと日帰り山行の保険にファイントラックのツエルト2ロングを購入しました。しかしなかなか使う機会がありません。 ツェルトは日帰りの山行では保険として必ず持ち歩いているので、携行回数はそれなりにあります。しかし宿泊できるような...
ツェルト用に20gの蚊帳を自作して虫対策【ファイントラック ツエルト2ロング】
ツェルトの出入り口に自作の蚊帳を取り付けています。 重量は片側20gと軽量。私は前後に出入り口があるツエルト2ロングを使用しており、前後に取り付けて合計40gです。 シートゥーサミットの軽量モスキートネットの半分の重さで、居住性ははるかに高...
自転車をポール代わりに使ってツェルトを設営してみた【ファイントラック ツエルト2ロング】
前回はファイントラックのツエルト2ロングを購入した理由を書きました。今回は片方はポール、片方は自転車で試し張りした記事です。 これがけっこう手応えあり。購入前に不安だった設営問題(手間や場所制限)を解消できそう。 想定してたよりも設営が難し...
タイトルとURLをコピーしました