林道ツーリングや山サイなど泥汚れが気になる遊びをしているため、マッドガードを自作しました。シートステー、サドル下、フロントフォークなど3箇所分。あくまで簡易的なものですが、機能はしています。
自作マッドガードの素材といえば、PP板やプラダンなどが定番だと思います。しかしこれらの素材はどうしてもチープ感、手作り感が否めません(それはそれでいいのだけど)。
そこでアルミ缶を再利用し、アルミ素材のマッドガードを作りました。
アルミ缶はアウトドア界隈ではアルコールストーブ制作でよく使われている素材のため、自転車のパーツ作りにも応用できるのではないか。またアルミは自転車のフレームやパーツに使われている素材のため、PP板のマッドガードよりは馴染んで見えるのではないかと考えました。
アルミ缶のデザインをそのまま活用するもよし、塗装を落としてアルミ感を出すもよし、再塗装して好きな色にするもよし。とにかくかっこいいマッドガードが作れそう。
シートステー
2022/10/27時点での最新作です。
紙やすりでアルミ缶の塗装を落として作りました。愛車のパーツは黒ベースなのでシルバーは合わないかなと思いましたが、意外とマッチしてます(ディスクローターのシルバーのおかげか?)気が向いたら黒に塗装するかも。
工具やチューブを自転車に積載してみた。チャック袋で防水して、ネオプレン靴下で保護。固定はサイクルスポーツ10月号の付録が役に立った。さらに上から3Mのリフレクターバンド。ただバンドのみをシートポストに巻くより面積が増えて視認性向上。いい感じ pic.twitter.com/UVFXrMh4SX
— モージュー (@yama_chari) September 4, 2022
この位置、サイズのマッドガードの効果なんてたかが知れてますが、パンク修理キットなどが下にすっぽ抜けないためのストッパーを兼ねているので必要です。
重さは3.8g。青い線はマッキーの下書きです。設計なんてしてません。
作り方なんて大層なものはなく、アルミ缶をハサミで切って、紙やすりで縁の処理と塗装剥がし、最後に結束バンドを通す穴を開けただけです。
ヤスリがけがめんどくさくて、上の画像の通り雑な仕上がりです。しかしこれはこれでジャンク感がありかっこいい。ヤスリがけや縁の処理を丁寧にすれば、手作り感が薄れて工業製品的な雰囲気が出そう。
ヤスリがけの際はマスクと換気をしたほうがいいですよ。
サドル下
初めて作ったアルミ缶マッドガードです。とりあえず家にあった缶をそのまま使ったため、フレームの色とは合ってませんし、作り込んでもいません。あくまでお試し作品。
作り方はアルミ缶をハサミで開いて、マッドガードらしい細長の形に切って、あとは現物合わせて穴を開けて結束バンドで固定するだけ。
注意点があるとするならば、縁は内側に折り曲げて、他人や自分を傷つけないように配慮することでしょうかね。切りっぱなしでは鋭利で危険です。できればヤスリがけした上で内側に折り曲げたほうがいい。
20km程度グラベルを走って、マッドガードとして機能しました。アルミ缶がマッドガードとして使えると確認できました。
ただ課題も発見。乗り降りの際に足を引っ掛けがちだったんですが、何度も繰り返していると結束バンドを通した穴が裂けてしまいました。
次に作るのであれば縁の折返しを大きくして穴を二重に開けたり、ダクトテープを貼った上から穴を開けるとか補強しましょうかね。
フロントフォーク
サドル下のマッドガードと同じように、フロントフォークにも装着しました。
これは失敗作で、先端が長すぎるせいで風を受けてめくれてしまいました。そこさえクリアすれば問題なく使える手応えはあります。
次に作るのであれば短くするか、もっとカーブを付けて剛性を高めるかする必要がありそうです。
アルミ缶で自転車のマッドガードを自作可能
アルミ缶は自作マッドガードの素材に使えるだけでなく、かなりかっこよくなるポテンシャルを秘めてると思います。アルミ缶のデザインとフレームの色を合わせたり、塗装を落としてそのまま使ったり再塗装したりして遊べるのもいい。
重量も5g程度に収まり軽量。
加工が簡単なのもいいですね。ハサミと紙やすり、あとは結束バンドを通す穴を開けるために千枚通しがあればOK。
材料費は0円みたいなものなんて、試しに作ってみてはいかが?