紙の地図でサイクリングに行きたいと思ったときに、まっさきに頭に浮かんだ地図がオートバイ向けのツーリングマップルです。いつだったか、わざわざ20年前のツーリングマップルを買って原付で遊んでたこともあります。自転車でも使えると見聞きしていたので私も採用しました。
ツーリングマップルは「通常版」と「R版」があります。購入したのはR版。
通常の本のようになっているのが通常版、ルーズリーフのようにリング綴じになっていてひとまわり大きいのがR版です。
オートバイでツーリングなら地図の重さなど無視できますが、人力移動の自転車では可能な限り軽くしたい。R版であればリングをバラして必要なページだけ持ち歩くことができます。
ペンチでバラして軽量化
ツーリングマップル公式YouTubeチャンネルに軽量化の方法が紹介されています。基本的にはそれに倣いました。
ペンチでリングをバラしました。リングを再利用する気がなかったので丁寧な作業は必要なく、すぐにできました。
関西2016年版のフルセットだと約600g。重いですねー。
しかも短期のサイクリングならほとんどが不要なページ、不要な重さです。バラして軽量化する恩恵はかなりのものだ。
バラバラだとコピーを取るのも簡単です。
ジップロックで防水対策しつつ持ち運ぶ
ジップロックのフリーザバッグLサイズに数枚入れるとこんな感じです。
縦横どちら向きでも折らずに収まります。
これで地図をまとめつつ、防水対策ができました。
リングで綴じるより楽で好みです。
余ったページのまとめ方
リングをバラすので使わないページは本の形を成しません。
計画段階ではパラパラと流し読みをすることもあるでしょうし、いざ計画が決まれば必要なページのみサッと抜き出し、サイクリングが終われば使い終わった地図を元の位置にスムーズに戻したい。
・パラパラとめくりやすく見やすく
・ページの差し替えをしやすく
つまりこの2つの条件を満たしたまとめ方をしたい。
まだ使いたてなので答えは出てませんが、やはり開閉可能なリングで綴じるのが無難か。
マスキングテープでバラけないよう固定していましたが、見たいときにパッと見れないのが嫌でした。読み始めにテープをめくり、読み終わりにテープを留める。些細なことですが鬱陶しい。地図を見たいと思ったのにめんどうで見ないことがちょこちょこあります。
しかしテープ無しではバラけないよう気を使うし、ケースにまとめるのは開閉がめんどう。
・普段は開閉可能なリングで綴じる
・サイクリングで持ち出すページはジップロックに突っ込むのみ
こんな形で運用するのが使いやすそう。
リヒトラブの開閉可能なリング
ツーリングマップルRの穴数が特殊で、何でもかんでも使えるわけじゃないみたい。ツーリングマップル公式YouTube内で使えるリング綴じが紹介されてました。
関西2016年版で28穴でした。YouTube通り、リヒトラブの物が使えますね。
私はもうちょっと現在のまま使って「どうしてもリングで綴じたい!」となってから買うことにします。
軽量化したツーリングマップルRを使ってみて
しょっぱなから雨のサイクリングだったので、地図をジップロックで防水。それを自作のラックに設置して使いました。
見やすさ、扱いやすさなど問題はありません。
紙が数枚入っているだけなので、サッと折りたたんでポケットやバックパックに雑に突っ込むこともできました。リング綴じではできない芸当です。
またジップロックは透明なので裏返せば地図を両面確認できるのもメリットです(ロゴが邪魔だけど)。
もちろん重さは負担になりません。
ただ1つ問題がありました。
1枚のジップロックに複数ページ入れると、ただジップロックを裏返すだけじゃすべてのページを確認できず、雨のなか開封して順番を入れ替える必要がありました。これで中身が濡れてしまいました。
晴れならともかく、雨に降られ続けると鬱陶しい。
数十枚も地図が必要でないならば、一枚ごとにジップロック(両面透明な袋)に入れると便利そうです。開封する必要がないので地図が濡れませんし、紙の順番を入れ替えるという細かい作業がいらないのでグローブを付け外しする手間も省けます。
あとクリップ式の方位磁針を装着すると道迷いしにくくてよかったです。スントのクリッパーを地図の端っこに挟んでおきました。
分岐で「右か左か、上か下か」で判断するより、方位磁針の「東か西か、北か南か」で客観的に判断したほうが間違いにくいと思います。
「予定通りのルートならいま南下してるはず」と現在の方角から正しく進んでいるかの確認もできます。