雨でびしょ濡れになった革サドルのお手入れと感想

革サドルとワセリン パーツ/アクセサリー
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フジのフェザーにセラサンマルコのリーガルという革サドルを取り付けました

革サドルの初陣となるサイクリングは生憎の雨。出発〜帰宅までの6時間、ずっと降られ続けました。雨量は雨雲レーダーの青色がずっと降り続いた感じです。しかも応急処置として被せてたレジ袋に穴が空いてたみたいで、出発してすぐに革に水が染みてました。

しかし時すでに遅し。開き直ってサイクリングを続行しました。

その後もレジ袋は被せていたとはいえ、実に6時間も濡れたまま座って漕ぎ続けていたことになります。一般的には丁寧な扱いが必要とされている革サドルをしょっぱなから傷めつけてしまいました。

この記事ではその後のお手入れやダメージ具合を書きます。見た感じ、座った感じはノーダメージです。

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雨でびしょ濡れになった後のお手入れ

自己流お手入れは「日陰で自然乾燥→ワセリンを塗る」だけです。これで白っぽくなった表面がもとに戻りました。

グローブやブーツの場合は乾き切る前にオイルを塗り込むことが多かったですが、この革サドルの場合は完全に乾燥させてからオイルを塗り込みました。

リーガルは革一枚ではなく、内側におそらくクッション材が入ってます。革が半乾きの状態でオイルを塗ると水気をクッションに閉じ込めてしまい、かえってカビの原因になると考えました。

革のブーツには防水性のためにたくさんオイルを塗り込んでいますが、塗り込む前と比べて蒸れやすくなったと感じています。おそらくオイルの類は革の通気性に蓋をしてしまうのでしょう。長靴より遥かにマシですが。

専用オイルじゃなくてワセリンでもイケるでしょ

革サドルとワセリン

オイルはワセリンで代用。サドルにワセリンを塗ったことはありませんが、経験上イケる。

ワセリンで手入れをした革サドル

ワセリンを薄く塗り込むと、白っぽくなった表面が元の色に戻りました。そして水をよく弾くようになりました。

バブアーのオイルドコットンジャケットにも、レッドウィングのレザーブーツにもワセリンを塗り込んでいますが、トラブルはゼロ。

全身の保湿に日々使ってるものなので、ワセリンで道具の手入れをしたほうが家に物が増えなくていいという事情もありますが、私は革製品のケア用品として信頼を寄せています。おすすめも保証もしませんが。

ただ大量に頻繁に使うものではないからBROOKSのサドル手入れ用のオイルを使ってもいいかなーとは思ったり思わなかったり。ワセリン使ってる身からすると高すぎるから買わないだろうけど。

乾燥は日陰の風通しがいい場所で

あと乾燥させる場所には気をつけました。日陰で風通しがいい場所に2〜3日自転車を置いておきました。湿度が高い環境は乾きにくくなり、直射日光はダメージを増やすだけの気がして。

めんどくさくなければサドルを取り外して室内に持ち込み扇風機の風を当ててもよさそう。

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ダメージ具合

左:未使用、中:雨に濡れて乾燥後、右:ワセリンで手入れ後

ダメージは実感できてません。濡れたあともカサカサ感はありませんでした。

見た目は上の画像の通りです。きれいでしょ。

雨に打たれながら漕いでるときもお尻の感覚に変化はありませんでした。帰宅後、濡れた革サドルを見ても触っても「濡れてるなー」というだけ。

自然乾燥後も表面が白っぽくなっただけで他に変化は感じませんでした。ワセリンを塗った後は完全に元通りになったと思います。

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革サドルといえどそこまで気を使わなくていいのでは?

フジフェザー

革の登山靴なんて雨に濡れるのは当たり前。しかも濡れた状態で何万回も曲げ伸ばしを繰り返し、岩肌に削られ、泥まみれになります。

それに比べたら革サドルの環境なんて過酷でもなんでもないでしょ。

だから革サドルといえど、一般的に言われてるほどデリケートに扱わなくていいんじゃないかなー。リーガルを買う前に予想してた通りかもしれない。

これからは濡れても落ち込んだりせずに、テキトーに付き合っていきます。めんどくさいことが大嫌いな自分でも革サドルを使いこなせる予感がしてきました。

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